菌塚

曼殊院門跡 〔歴史的風土特別保存地区)

        所在地  京都市左京区一乗寺竹の内町 42

題字    菌塚   東京大学名誉教授  坂口謹一郎先生 筆

裏面の碑文
   
      人類生存に大きく貢献し 犠牲となれる 無数億の菌の霊に対し至心に恭敬して 
      茲に供養のじんを捧ぐるものなり  
          曼殊院門跡 第四十世 大僧正  圓道  筆

遺灰
      枯草菌 一株の遺灰を漆ぬりの器に入れた

写経
      陀羅尼経一巻を写経し  経巻装飾して銅経筒に入れ密閉した。

丹波焼外経筒

      遺灰の入った器 写経の入った筒をこの外経筒に密閉した  

 
この丹波焼の筒を菌塚の地下に埋葬した。


昭和56年(1981年) 5月16日 土曜日   曼殊院門跡 山口圓道ご門主ご導師により除
幕法要がおこなはれました。

京都伏見の醸造元 増田徳兵衛氏 の お供えされた 銘酒  月の桂 を参加者が一酌ず
つ菌塚にかけ 数百億の菌に感謝いたしました。

毎年 5月の第2日曜日に 曼殊院で法要をしていただいております。

  



戻る
戻る